小さな本音を言い合えないと議論ができる良きパートナーになれない

【ONE TEAM】

「夫のために、自分のキャリアややりたいことを諦めてきた」

「私の人生、このままでいいのかな……」

そんな漠然としたモヤモヤや不安、心の深くにある「夫に人生を振り回されている」という感覚。実はそのモヤモヤを紐解いていくと、夫婦の間にある『ほんの小さな言えない本音』の積み重ねに突き当たります。

このコラムでは、「パートナーへ本音を言えないこと」が、夫婦関係の大きな問題につながっている理由についてお伝えしています。ぜひじっくりと読んでみてくださいね。


今回のテーマについては、OurMeメンバーが入会する前に相談してくれました。

質問は以下のとおり。

しょうもないこと(買ってきてくれたお菓子が好みじゃなかった)を
伝えたら拗ねた夫。

こんなことでもその場から立ち去り会話ができない。
ちょっとしたことでも踏み込んだら今は話したくないと言われ、
本当に家族会議なんてできるのだろうか…

という状況なので、OurMeすごく楽しみにしています!

あなたの本音、パートナーへ言えていますか?

“相手は良かれと思ってしてることだけど、私はそんなに嬉しくない”

お土産やプレゼント事件は、その中でもあるあるだと思います。

みなさんは、パートナーからもらったお土産やお菓子が好みじゃない時に、

『それあんまり好きじゃないんだよね』

と言える仲でしょうか? それとも、

『誰かが私のために買ってきてくれたものだから、好みじゃなくてもありがたくいただく』

と考え、なにも言わない方でしょうか?

お土産だから、金額も500円とか1,000円ぐらいだし、

ありがとう!って言っておけば相手も喜ぶし、機嫌も悪くならない。

正直に伝えるのも面倒くさいし、スルーしても別にいいよね!!

という考え方は、夫婦や家族の間では結構危険です。

言えない本音を積み重ねると、お金にも換算できる

ここで、実際にあった友人の話をします。ご主人がよくサプライズでプレゼントを買ってくる人だったのですが、友人は

『10万もするネックレス、全然欲しくないのに買ってきてさぁ…。10万円あったら他に欲しいものあったのにぃ!いつも好みじゃないものを買ってくるんだよね…』

と悩んでいました。

友人のように、相手に自分の気持ちを伝えるのが面倒だったり、相手が傷つくかもと思って自分の気持ちを無視したりすると、つもりに積もって欲しくないものを買ってくるようになります。

そして結果として、10万円という家族旅行に行けそうなお金を無駄にしてしまう事態になるのです。

(相手がアラブの富豪とかだったらどうでもいい話なんですが笑)

10万円ほどの高額ではないとしても、たとえば500円の手土産だとして、それが10年続いたらどうでしょうか?

・1ヶ月に2回、夫が好みじゃないお菓子を買ってきたら?

500円 × 年24回 = 年間 12,000円

それが「結婚生活10年」続いたら?

12,000円 × 10年 = 合計 120,000円

なんと、12万円。ちょっとしたブランドバッグが買えたり、家族で豪華な温泉旅行に行けたりする金額を、「本当は欲しくもないもの」に費やし、パートナーは「喜ばれないもの」にせっせとお金を払い続けていることになります

本当の問題はお金ではなく、コミュニケーションのズレ

でも、本当に怖いのはお金の話だけではありません。これはあくまで「仕事帰りに買ってきたお土産の話」。しかし、小さなことを言えずにいると、夫婦の間に小さなズレがどんどん積み重なり、大きな問題に発展してしまいます。

なぜかというと、500円のお土産や手土産で相手の顔色をうかがっていたら、

他のもっと大きなことも本音で伝えられないからです。

小さなことを言えない人は、お金や将来のこと、二人目・三人目問題の話し合いの時も、相手の顔色をうかがってなにも言えないはず。

とはいえ、直球で気持ちを伝えたところで、

『言ってくれてありがとう!じゃあ次は君の好きなものを買ってくるね!』

とすんなり受け入れてくれる人もそんなに多くないでしょう。

人は良かれと思ってしたことを”迷惑だと思われた”と感じると、恥ずかしくなり、質問者さんのご主人のように不機嫌になります。

私自身も経験しました

実は、私もその経験があります。夫と結婚する前に、夫から

“君が作るカレーは、俺が好きなタイプじゃない”

と言われたことがあります。

今まで料理は得意だったのに、自信があったのに、せっかく作ったのに!!

そんなこと言われたことなくて、正直ムッとしました。

2度と食うな!って思いました。笑

でも、そのあとに夫からこう言われたんです。

『思っていることを今言わないと、このカレーを何十年も出されたらツラいよ。

食べ残されたり、微妙な顔されたり、今日はカレーだよって言った日は飲み会入れて遅く帰ってこられたり。

10年後に”本当はおいしいと思ってなかった”と言われた方が嫌じゃない?

だから、俺はサラサラタイプのカレーが好きだってこと言っておくから、今度作ってみてくれない?』

と、ここまで説明がありました。

『おいしくない』『好きじゃない』

それだけだと頭にきてたかもしれないけど、そう言われると、『確かになあ』と思えたのです。
(それでも当時はカチンとしましたが笑)

結果、私は彼好みのカレーを完璧には作れませんでしたが、『じゃあ食べたい時は外で食べよう』という代案にたどり着きました。

相手の要望を全てのむのではなく、代案を考えたり双方が納得できる方法をふたりで歩み寄りながら模索したのです。

大切なのは、伝える「内容」より「届け方」

カレーの話で少し脱線しましたが、たしかに良かれと思って行動している人に好みじゃないと伝えることはパワーが必要です。

でも、『ふたりのために言ってくれてるんだ』と思ってもらえるように話し合いを継続していくと、

相手もムッとすることが減り、『正直に言い合ってる方が気楽かもしれないなぁ』と実感してくれるはずです。

我が家はある程度話し合いをしているので、夫に思ったことをそのまま伝えられますが、

みなさんはそんなに簡単にはいかないはず。

パートナーも、ストレートに言われてすぐには受け止められないでしょう。

だから、お土産話で言うならば、もし好きじゃないものを買ってきたら、

『一度好きと言ったらまた買ってきてくれるでしょ?だから正直に言ってみたよ。

今度はこういうの(より具体的に)買ってきてくれたら嬉しいなぁ』

などの“感謝の意思を持ってあなたのためを思って伝えてる”

これが伝わるような会話をしてみてはいかがでしょうか?

質問者さんが正直にご主人に気持ちを伝えたことは、私は正解だと思います。

あとは、伝え方のアプローチを変えてみましょう!

みなさんは身近なことで、相手に遠慮して言えていないことはありますか?

小さな一歩が、夫婦関係を変えていく

ここまで読んで、なにか感じることはありましたか?

「夫に人生を壊された」と感じるほどの大きな絶望も、実は日々のコミュニケーションの「ボタンの掛け違い」を一つひとつ直していくことで、光が見えてくることがあります。

お土産への本音が言えないことも、人生の大きな選択を相談できないことも、根っこは同じ。小さな本音を積み重ねることが、夫婦関係を変える第一歩になります。相手に遠慮して言いたいことを言えないまま、自分自身を削って生きるのはもう終わりにしませんか?

「まずは自分の現状を客観的に知りたい」という方も、「本気で夫婦の関係性を変えたい」という方も、以下の2つのステップをぜひ活用してみてください。

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